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*キャベツ応用編№1(無料会員用マイページにて公開中/無料会員登録方法はこちらから)
キャベツの平均的な重さは、約1200gだといわれています。
キャベツ売り場で、また、キッチンで「ちょっと重いけど、だっこしてみる?」と声をかけ、まずは約1㎏の重さを体験。「重いでしょ。キャベツはふつう、1個が約1㎏あるんだって。1㎏は1000gだよ。」と言って、㎏とgも体験します。
「少し小さめのキャベツは約1㎏だったよね。」
「○○ちゃんの体重は15㎏でしょ。ということは、キャベツ15個分だね。」
「パパの体重は65㎏だから、うわぁ~、キャベツ65個分だね。すごいねぇ。」
「○○ちゃんが生まれてきたときの重さって知ってる?」
「約3000gだったんだよ。キャベツ約3個分だよ。」
「今は15個分だよ。すくすくと成長して大きくなったね。うれしいね。」
ふたたびキャベツに遭遇したら、
「あっ、1000g、1㎏だったね」とつぶやきます。
楽しそうにくり返すのがコツです。
お子さんが、お母さんの声かけに興味を示さなかったり、一度体験させたことをすっかり忘れていたとしても、がっかりしないでくださいね。「習うより慣れろ」を思い出して、お子さんが自然と反応できるまで繰り返しです。
勉強は「お子さんが興味を持つこと」で最大の効果を得られるものです。「怒られるから、勉強する!」「怒られるから、お母さんの話を聞く。」というのでは、お子さんの「自分でする力」「考える力(粘り強さ)」などが育つ前に、やる気をなえさせてしまいます。
お子さんが安心して、そしてお母さんとの買い物や一緒の時間を楽しく過ごせるようにしましょう。
気をつけてほしいのは、お子さんの反応が思うように得られないからといって、お子さんを叱ったり、「だめだね。おぼえてないの」などと言ってしまうことです。
教育は世代を超えて引きつがれるものです。母親世代のころは「教わることが多かった」でも、よかったかもしれませんが、子どもたちが活躍する10年~20年後には日本における仕事の約50%が機械に代替されている可能性があると予測されています。(野村総合研究所とオックスフォード大学のオズボーン准教授らの共同研究)
わたしたち親や祖父母世代の教育とはちがった能力(創造力・工夫力・発想力・コミュニケーション能力・粘り強さなど)が必要とされることを確認しておきたいですね。
大いにほめてあげたいのですが、ほめ方にも少し工夫をお願いしています。
お子さんは常にお母さんにほめられたいと思っています。でも、「ほめられるためにがんばる。」ではやる気が続かないことが多いですね。また、わからない問題に出会ったとき、「どこがわからないのか」を考えられるようになってほしいのですが、あきらめてしまうことが多いです。また、「ほめられないとやる気がでない。」となってしまうこともあります。
そこで、お子さんの行動をほめるようにします。たとえば「キャベツさんの重さを覚えたんだね。すごいね。」と覚えていたことをほめたり、ママとの会話を覚えてくれていたことがすごいなど、プロセスや行動をほめたり、感心してあげることをお勧めしています。
お刺身を食べながら
ワサビとキャベツはアブラナ科の仲間だよ。
ワサビとキャベツって同じ仲間なんだよ。アブラナ科チーム。
アブラナっていうのは、菜の花のことなんだよ。
また、下記の植物を見つけたら、
キャベツの仲間だね。アブラナ科だね。
と声をかけてあげてくださいね。
「聞くだけでシリーズ」
暗記ものがたくさんの中学受験です。くり返し聞くだけで知識が頭に入る方法はお勧めです。小学校受験でも出題される植物シリーズにも使える下記の動画を活用してみてくださいね。
花のつくり→小学4年 理科/受験出題頻度高
十字架植物(花びら4枚)
小学校受験
キャベツはアブラナ科。菜の花は花びらが4枚。花びらを支えているがくも4枚、めしべは1本、おしべは6本なんだよね。
菜の花は真上からみると、(上の写真みたいに)十字架ができるんだよね。だから十字架植物とよばれているんだよね。
スーパーや商店には油のコーナーがありますね。
商品のひとつを手に取って、お子さんと一緒に原料を確認します。
(ラベルを確認しながら)菜の花の種から油がとれるんだね。
この油の原料は菜種だって。これアブラナの種を絞ったんだって。
キャベツはアブラナの仲間なんだよね。
この油は菜種じゃないよ。ヒマワリだよ!
油の原料には、ダイズやゴマ、米なんかもあるんだね。
食用油については理科だけではく、社会や国語でも関連した内容を学習します。
中学受験国語の素材文で、この内容が取り上げられることもあります。
また、「油」から関連して社会でも取り上げられる可能性があります。
菜の花(アブラナ)は、下から順に咲き始めます。
菜の花の実も、下から順に熟します。
体験をきれいにまとめられるとうれしいですね。
何度も見たいと思うものです。
そこで、下記の例はトレーシングペーパーを使って絵を写し取り、
それをノートに添付しています。
この方法は、お子さんの緻密性を育てる工夫としてもお勧めです。
吉本笑子©IKUEI 『 当サイト内のすべての絵と文の転載はご遠慮いただきますようお願いいたします。