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買ってきたダイコンに葉がついていたら、葉は切り落とそうね。
野菜が新鮮だって思えるのは、野菜の中に水分が多く含まれているからだよ。
ふ~ん、なんで~。
○○ちゃんはからだを大きくするためにご飯をたべるでしょ。
植物は、動けないからお買い物には行けないのよ。
だから、自分でご飯を作る材料をつくってるんだよ。
植物は根から水、葉などから二酸化炭素を吸って、それを使ってご飯をつくるんだよ。ご飯の名前はでんぷんっていうんだけどね。
へぇ~。葉っぱの中に工場があるんだ?
○○ちゃん(お子さん)もでんぷんを食べてるんだよ。
えっ!ぼくも食べてるの?
たとえば、じゃがいもにも、ご飯にも、パンにもでんぷんがふくまれているよ。
ダイコンに葉がついていると、胚軸や根にある水分をどんどんと葉に送り、栄養をつくりだす葉をみずみずしく保とうとします。そこで、葉は切り落とし、さらに胚軸、根の部分は新聞紙などに包んで冷蔵庫で保存するのがいいことを伝えましょう。
「でんぷん」という言葉が聞きなれないというお子さんには、片栗粉をつかって体験してみる。また、「でんぷん」=「炭水化物」だと伝え、食品ラベルに「炭水化物」という表記を見つけてみてはどうでしょう。
植物の鮮度を保つには水分が必要なことを体験するには、キャベツやレタスなどの葉物野菜を食べる前に水につけて10分ほど冷蔵庫に入れてみてはどうでしょう。
水分と熱の関係(蒸散)にもお話を進めることができます。
(水分と熱については他の回でご紹介します。)
切り取ったダイコンの葉には、β―カロテンとカルシウムが豊富なんだそうです。
β-カロテンは抗酸化作用が高く、その摂り方は、生で食べるよりも加熱したほうが、よいそうです。その理由は加熱すると細胞内で栄養素が溶解するので吸収されやすいそうです。油と一緒に摂るとよいともいいますが、高温での加熱が長く続くと一部が壊れてしまうため、炒め物などにする場合は、なるべく薄く切って短時間で火が通るようにするとよいそうです。
「光合成」は中学・高校受験の理科で出題頻度がもっとも高いもののひとつです。
基礎をチェックする問題から、難易度の高い問題まで幅広く出題されます。
お母さんとの会話や読むだけでシリーズを活用して、日々、目にする野菜や植物に触れる体験から身に着けてほしいです。
目にする植物をじっと見つめて、こんな会話はいかがですか。
太陽さんがシロツメクサさんにあたっているね。
じーっと見てごらん、シロツメクサさんもあなたと同じ、
空気を吸ってるんだよ。
えっ、息してるの?
あなたがフーってはきだした二酸化炭素を吸ってるんだよ。
この続きは、お子さんの反応に応じて、下記の「teabreak」のお話を参考に進めてくださいね。または、「読むだけでシリーズ/『太陽が必要なんだよ。』を読み聞かせやお子さん自身が読むのに活用してもらえればあ~くんはうれしいです。
植物に日光が当たっているとき、
・葉で二酸化炭素を吸い、
・根からは水を吸い上げ、
・葉にある工場を日光で動かして
・『でんぷん』を作っている。
そして…
日光があたらなくなると、
・私たちと同じように
・呼吸をして、
・酸素を吸っている。
そんなお話を、キッチンで、また散歩にでた公園ででもお話されてはどうでしょう。
そのとき、植物を擬人化すると会話が、さらに楽しくなりそうです。
蒸散は伝わりにくいし、理解しにくいのでゆっくり。
イメージは植物の汗。人間は運動をすると汗をかくね。汗をかいたら新鮮な水を飲むよね。汗をかくのは、皮膚の下を通っている汗腺というところで、血液が全身をまわって回収してきたいらない水や塩分を取り出して汗にしてからだの外にだしているんだよ。
そうか、汗をかいて体温を調節しているんだね。
汗は放っておくと、自然と乾いていくよね。その乾くときに、人間のからだの熱を使うばっていくんだ。だから、夏の暑いときや熱がでたときは、みんなのからだは汗をかいてからだの熱をさげようとしているんだ。
暑い日に、かいた汗をショッパイと感じたいことはないかな。全身をまわってあつめてきたいらないものや塩分(塩)が汗をつかって、かだらの外に出されるからなんだよ。
ダイコンは根っこの部分を食べているんだよ。
でもね、ダイコンの葉の下のつるつるの部分は胚軸といって
ダイコンの茎なんだよ。
カイワレダイコンはダイコンの赤ちゃんだよ。
ダイコンやニンジン、ゴボウ、サツマイモなどは、主に根を食用にします。ただし、この「主に」という部分について、少していねいに体験をしておきたいですね。
上の図のカイワレダイコンの①~③の部分をみて。ダイコンの葉の下の部分は、ぜんぶ(ダイコンの)根かなって思うんだけど、実は、①の双葉の下につるんとした部分は、胚軸っていって、茎にあたる部分なんだよ。
じゃあ、根はないの?
(ダイコンの)下の方をよく見て。ちょろちょろっとひげがでてるでしょ。これが根なんだよ。
どこまでが胚軸で、どこからがダイコンかについてですが…。
ダイコンを畑で見ると、下の写真のように、葉の下の部分が土からはみだしているんです。ここがつるつるとした胚軸の部分。つまり、茎の部分なんです。胚軸の部分がなぜ土から出ているかを考えると、茎だからといえますね。中受の難関校対策にもなりますよ
ダイコンのどの部分がどんな料理に向いているか、
下記を参考に、お子さんに伝えてみてくださいね。
これはダイコンだよ。太いでしょ。大きいでしょ。重いでしょ。(平均的な)この太さだと、1本1000gくらいかな。ダイコンさんは、アブラナの仲間だよ。
中学受験は覚えることが満載です。「暗記は面倒だな」と思ってしまうことのないように、下記の動画を繰り返し視聴して知識を定着させてあげてくださいね。
動画はこちらから
ダイコンのどこをどんな料理につかうの。ダイコンはどうやって保存するのという体験のとき、「2分の1、または3分の1にして、立てて保存するといいね。」と、分数を使うようにしてほしいですね。
小学3年生になると、小数や分数を学びます。
また、ダイコンの重さ(平均的な大きさで1000g)の
体験をご紹介しました。
この体験は、のちに「割合」や「比」の学習と
密接に関係してきます。
学校での学習や受験勉強において、
計算ができることはとても大切な力のひとつですが、
小数や分数、単位あたりの量に関する概念が
理解できていないと、
子どもは「面倒くさい」「わからない」と
簡単にあきらめてしまい、
「苦手だ」と後ろ向きになってしまいます。。
日ごろから会話の中にくり返し練り込んで
「使い慣れ」ておいてほしい項目のひとつです。
1 アブラナ科の植物に関する問題は、出題頻度が高く、
その内容はアブラナ科の仲間・花のつくり・受粉の仕方など多岐にわたります。
2 受験は暗記するものが多く、
子どもは面倒くさいと感じてしまうことがよくあります。
また、うろ覚えでテストに臨み、
得点できず自信を失うことが多々あります。
反対に、お子さんは、知っているだけで「得意だ」と感じ知識欲を刺激し、
やる気を引き出すことができます。
そこで、この動画を繰り返し視聴したあと、
買い物やスーパーのチラシを活用して
「アブラナ科の植物探し」をしてみてはいかがでしょう。
スーパーのチラシ1枚でできるお勧めの工夫です。
チラシを切り取って、遊ぶのは楽しいですよ。
アブラナ科の野菜を携帯カメラで写して、
コレクションしたり、
買ってきたアブラナ科の植物のラベルを切り取って
コレクションしておくなんて遊びも面白そうです。
ラベルに値段が記載されているものなら、
算数の先行体験へも派生できます。
また、アブラナの受粉やアブラナ科の植物と
関係の深いモンシロチョウの生態についても、
別の動画でご紹介する予定です。
そんな工夫の数々の具体例を、
会員の方には「お母さんの勉強室」や専用サイトなどで
ご紹介していきたいと思います。
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