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目次
・子どもの「不思議だぁ~」「なんでぇ~」「へぇ~」を育てる。
・無理なく合格への知識を。
一年中買い求めることができるリンゴ。
リンゴをじっと見つめてみると、びっくりすることがたくさんあります。
バラ科の植物の特徴は、おしべがたくさんあることです。
おしべの数は20本から30本、めしべは1本です。
梅の花だね。おしべがいっぱい。
めしべはまん中に1本だけ。
おしべの花粉がめしべにつくと
ウメの実ができるんだよね。
めしべの先端(柱頭)についたおしべの花粉は、花粉管によって胚珠まで運ばれます。花粉管について、改めてご紹介しますね。
バラ科のおともだちを紹介するね。
まず、サクラ、ウメ、モモだね。
それぞれの実も有名だね。
モモは食べたことがあるでしょ。
ウメは梅干しになるよね。
幼い子どもたちには覚えることがたくさん!
だからといって、お子さんに「覚えないとね」「覚えちゃおうね」…そんな言葉をくり返していると、「覚えることはたいへんだ~」「面倒くさい!」となってしまいまいます。そこで、くり返すことで自然と身に着けるようにしてあげてほしいのです。
リンゴを食べましょうか。リンゴはたしか、バラの仲間だったよね。
うん、イチゴもだよ…。
会話を通してくり返すのもいいですが、下記に動画を用意しました。4分程度の動画ですから、数回聞けば、自然と覚えられると思います。また、小学5年生・6年生の受験を控えた生徒さんは、さらに「覚えなきゃ」というものが多いですね。活用してみてはいかがですか。
上の図で「がくの下」に種子があるのをイメージしてみてくださいね。
リンゴのおしりの部分をよ~く見て。
ここに花がついていたんだよ。
リンゴのおしりの部分をよく観察してみるとおしべやめしべ、花びらのなごりを確認することができます。また、バラ科の植物の花びらは5枚です。だから、リンゴのおしりは5つにわかれています。リンゴを食べる際に、どちら側に花があったかを体験できると思います。
植物の中にはこん虫に手伝ってもらい受粉をするものがいます。これを虫媒花といいます。この言葉は中学受験では出題頻度が高い内容です。その言葉と意味、漢字でかけるようにをゴールにして繰り返し体験をしてほしいと思います。
動植物が進化するには、必ず理由があります。動植物を体験する際には、「○○はこうだよ」ではなく、「どうしてなんだろう?」を考えられるように導いていただきたいと思います。
どうして、サクランボ・ウメ・モモとちがって、リンゴは「がく」や花びらなどの下に実ができるようにしたんだろうね。
そんなのわかんないよ~。
虫さんが花の蜜をもらいにくるって知っているかな。
はちみつのこと?
虫さんはね、花から蜜をもらうかわりに、花の花粉を運んであげるのよ。
どうやって運ぶの?
虫さんが蜜をすうときに、虫さんのからだに花粉がつくように工夫してるんだよ。
へぇ~。そうなんだ!
ただね、虫さんが蜜をすうときに、花の種子ができる子房というところを傷つけちゃうことがあるんだよね。だから、その胚珠を「がく」の下に移動させたんだって。
植物はなによりも子孫を残すことを優先します。植物の進化はつねにその点に注目して考えてみる(仮説を立ててみる)習慣を身につけられるよう、工夫してあげたいですね。
植物の進化については入試で出題されるかもしれない素材文はたくさんありますが、下記書籍の木村さんのお話は映画にもなっています。
(あらすじ)
話題をさらったベストセラーノンフィクション。絶対に不可能といわれてきたリンゴの無農薬栽培を成し遂げ、ニュートンよりライト兄弟より偉大な発見をした男の感動ノンフィクション。長年の極貧生活と孤立を乗り越えて辿り着いた答えとは? 全てのビジネスマンに読んでほしい名作。 Google Books
(amazon書籍)
「奇跡のリンゴ」「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
石川 拓治 (著), NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班 (監修)
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