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3月の復習テストは、日ごろの学習の仕方をチェックするのに、活用してください。点数に一喜一憂してしまいそうですが、そこを少し我慢して、①ルーティンワークの進め方はどうかな、②暗記ものはうろ覚えになっていなかったか ③苦手な項目が浮き彫りになっていないか などですね。できなかったところを、家庭学習の改善のヒントにしてくださいね。
暗記は面倒ですが、3月の組分けテストを見ても、正確に暗記しておくといろんな問題に対応できる力を養ってくれることがわかりますね。
でも、「ああ、覚えなくちゃ」と思いながらの学習は、いつしか負担になってしまいます。
また、無理やり覚えようとしても、ぜんぜん覚えらないという人も少なくありません。
そこで、なるべく負担なく覚えられる、自分にあった暗記の仕方を模索してみましょう。お勧めは
まずは、手を使って「要点を書き出す」。書きながら「○〇は××なんだな」と確認するようにします。また、今回のように昆虫について暗記しなければならないときは、その昆虫の写真や、その昆虫の生存戦略などを確認すると記憶に残りやすいですね。そして、書き出したあと、軽く内容を確認してみるようにしておくといいですね。
その後は、すき間の時間に覚えているかどうかチェックをくり返す。ほんの1分程度に「○〇はなんだっけ」というようにです。そのとき、手を使って書き出したものを確認しやすい場所においておくといいですね。
覚えたいことをトイレにはっておくとよかった。という人がいますが、それも自分にあっているかどうかで選択してください。
覚えることを書いて安心する人、トイレに貼って安心する人、それでは、身に着けたとはいえないので気をつけましょう。
この種の問題は「スッと答えられるようにすること」が大切です。いくら覚えようとしても、覚えられないという場合は、無理に覚えようとせず、何度もチェックするように工夫します。たとえば、学校に行く前の1分間、帰宅後の1分間、夕食前の1分間、入浴前の1分間、寝る前の1分間。これで1日5分間暗記に使うことができます。これを1週間続ければ35分間。この「ちりも積もれば山となる」作戦を試してきた生徒の9割が、思ったより短い時間で、それほど無理をしなくても暗記ができるようになっています。
「覚えられたぞ」と思っても、テストで「スッと」引き出せるようになるには、「覚えたぞ」と思ってから、1週間後に再度チェックをしてみることをお勧めします。これをおこたると、テスト本番で、①せっかく覚えたのに間違えてしまう、②喉まで出かかっているのに出てこない、③問題を見ても、暗記したものとの関連性に気づけない、などが起こってしまい、成果を結果につなげられないことがあります。「ピカピカに暗記する」を心がけてください。
カマキリ(大カマキリ)・オビカレハ・コオロギ・バッタ
カマキリは木の枝や背の高い草(ススキやセイタカアワダチソウなど)の葉にまゆのような袋をつくる。
コオロギやバッタの仲間たちは、土の中に卵を産みつける。
カマキリ・バッタ・コオロギなど、タマゴで冬越しをする昆虫たちは、サナギの時期がない「不完全変態」です。「不完全変態」のこん虫たちは、卵から、成虫に近い形でふ化します。その後、脱皮を重ねて体も大きくなり、色も濃くなっていきます。
セミの幼虫は、夏から秋に産卵する。1年目は卵のすがたで冬越しをする。翌年の6月ごろにふ化、6年から7年ほど幼虫のすがたで冬越しをする。
カブトムシ、テントウムシ、セミ(1年目は卵で冬越し)、トンボ、ホタルの仲間
カブトムシの幼虫は、寒さをしのいでいるのか、土の中(腐葉土・ふようど)の中で丸くなって冬越しをする。
セミの幼虫は、1年目は卵で冬越しをする。翌年ふ化し、6年から7年ほど土の中で、木の根から樹液をすって過ごす。土の中から出て羽化し、成虫となるが、ひと夏、ほんの数週間で死んでしまう。
クワガタやカミキリムシは、枯れかけた木の中で冬越しをする。
カブトムシは成虫で、冬越しはできません。幼虫は体のつくりが冬越しにたえられるようになっています。ただし、夏の間に産卵をさせない(交尾をさせない)ようにすると、冬越しできる成虫もいるようです。
ホタルの幼虫やトンボの幼虫は、水の中で冬越しする。ホタルの幼虫は、水中の石の下に身を潜め、肉食のこん虫などに捕食されないように冬越しをする。トンボの幼虫(ヤゴ)は、水温が高くなると羽化して、成虫となる。
チョウ(モンシロチョウ・アゲハ)
菜の花の間を、ひらひらと飛ぶモンシロチョウやアゲハチョウの仲間はさなぎで過ごします。幼虫の体は、さなぎの中で溶かされ、ドロドロの状態になり春を待って成虫になる。チョウの仲間の多くは、サナギの状態で冬越しをする。
キチョウ・ミツバチ・タガメ・アリ
アリは巣の深いところで、じっとして冬を越す。巣の入り口は土や砂などで自然と閉じられる。アリは冬になる前に、脂肪などを蓄えているので冬の間はエサを食べない。
モンシロチョウ・アゲハはさなぎで冬越しをします。キチョウは草むらなどで寒さをしのいでいます。アリは冬の間エサを食べませんが、クロナガアリは、秋に草の実をたくさん巣の中の倉庫に蓄え、それを冬の間は巣の中で過ごします。
ミツバチは冬になると巣の中に閉じこもる。冬眠をしているわけではない。女王バチは産卵のために休んでいる。働きバチたちは、寒い冬でも巣の中の温度を30度前後にたもつため、小さく羽ばたきながら、体を寄せ合っている。
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