きっちりしなくちゃさん
① 負けず嫌い。
② 任せられると大きな力を発揮できる。責任感が強い。
③ 人からの評価を大切にするので、
失敗をしたり、注意されないように多くの神経を使う。
④ ほめられると「期待に添いたい」とがんばれる。
⑤ 自分のやりたいこと、自分の気持ちを出すのが下手。
① 負けず嫌いなので、目標がはっきりすると、
自主的に学習できるタイプです。
ただし、その成果が得られるように目標を立てるように工夫しましょう。
たとえば、
計算練習や漢字練習などルーティンワークから手をつけてほしいのですが、
答えの〇✖については、お子さんに任せるようにし、
「まずは、3日間続けられたね。」
「今度は、6日間続けられるようにしようね」と
学習習慣の継続に着目するようにします。
② 任せられると大きな力を発揮できるお子さんです。
学校や塾の授業での理解度があまり芳しくない場合も、
お子さんを問いつめたりせず、
改善できるような工夫を提案し、
あとは任せるようにします。
③ 人からの評価を大切にするので、
お子さんの提案を推し進めてはみたが、
うまくいかない場合は、
「やってみたことで得たものがあるはずだ」、
とアドバイスし、
「失敗は数多くあるもの。
それを土台にしてさらなる工夫をすること」の大切さを
伝えてほしいと思います。
④ ほめられると「期待に添いたい」とがんばれるお子さんです。
タイプによってはほめると安心してしまう場合があります。
しかし、このタイプのお子さんはほめることが大切です。
また、ほめられないときは期待に添えていないのか、と
思わせることのないように注意を払ってほしいと思います。
⑤ 手がかからない、親に口を出されるのは嫌だ。という大人びた
部分を持っていますが、でも、失敗したり、傷ついたときに言えず、
苦しんでいることがあります。
親はそれを見逃さないように、お子さんに注意を払うようにしてください。
「任せたら、任せきる」「起こったことに評価をしない」ように
してあげてほしいと思います。
なにかに失敗した場合
それを指摘するのではなく、
できるだけ知らない顔をして、
お子さんには関わりのない、
第三者の事例を使って
克服法などを提案してあげてほしいです。
「先行体験」を試みた後で
「先行体験」ではいろいろなことを体験します。
そのあとで、
(母)「ねぇ、この間の〇〇を覚えていますか。
あれはなんだった。おぼえてる」
などと、チェックをしないように気を付けてほしいです。
これはどのタイプのお子さんにでもいえることですが、
知識の「ある」「なし」または「その量」を競い合うのは
AIと共生する彼らのとって、
さほど意味をもたないことだと考えています。
それより、粘り強く「自分しかできないこと」を探求する力を
育てあげてほしいです。考えることが嫌になっては残念です。
また、このタイプは、
任せた仕事の出来具合を評価するのもさけたいですね。
まずは、頑張ったことを認め、その後、
「〇〇のように工夫したらもっといいんじゃない。
考えてみてね」と提案してあげてほしいです。